理想と想像と構想。

こんにちは。明徳ホーム 設計部の横田です。
徐々に夏が近づき気温と湿度が上がるとともに、個人的に夏が好きなので気分も上がってきています。
早く海で泳ぎたいです。カヤックでゆったりするのも良いですね…。

今回は「理想の家をつくるコツ」についてお話させて頂きます。
(今回はかなり長くなります。)

近年は様々なツールで検索すると様々な間取りや外観写真が気軽に検索出来る為、参考にされているお客様が多くいらっしゃいます。
その中で、それらを採用した際の声もよく掲載された記事も多くあります。

「間取りは好きだけど、外観があまり好みじゃないかも…」
逆に
「外観は気に入ってるけど、間取りがなぁ…」
といった悩みを、SNS等でよく目にします。

限られた土地や予算の中でそれら全てを満たすことが出来るのはごく稀で、どこかで妥協点というものが出てくる事が多いかと思われます。

それらの妥協点をなるべく減らす為に重要となってくるのが「間取り図・参考写真」です。
初めての打ち合わせの際に基本的に直接口頭で御要望お伺いしておりますが、やはり参考写真があるのとないのとでは、大きく打ち合わせ内容の密度が変わってきます。


ーー以下かなり長くなりますので、興味のある方は御覧下さいーー


1番最初に見るプランというものは、やはり最後まで印象深く残るというお話をお聞きします。
しかし、初対面同士で理想と想像の共有が出来るかというとほぼ不可能でしょう。
お客様の理想の中に構造等の少々現実的な内容が混ぜ込まれたファーストプランには、多少なりとも理想との差異が生まれやすくなります。

その微妙な差異を埋めるために必要となってくるものが、様々なSNSに掲載されている写真や間取り図となってきます。

基本的にどこの設計事務所やハウスメーカーでも、2〜3時間程度の打ち合わせをされていると思います。
2〜3時間と聞くと長く感じるかと思われますが、初対面同士で理想のイメージを共有するにはかなり短いです。
しかし、その時間の中で様々な画像を担当設計に見せて頂ければ理想のイメージの共有が可能となります。
明確なイメージがなければ、好きなものだけを集めた画像フォルダを見せて頂くと必ず共通点が見つかります。
それらを煮詰めていくことにより、妥協点が限りなく少ない本当の意味での「理想の家」が作りあげる事が出来るかと思います。
ある意味、新築住宅を計画する際の下準備といったところでしょうか。
理想の画像や間取りを見つけるにはかなり時間を使うかと思われますが、ここをしっかりしていれば打ち合わせ内容が一気に濃くなりますので、ご参考にして頂ければと思います。

あくまで設計士にイメージを伝える際のコツですので、これから新築住宅を検討される方はよければ参考にして下さい。

かなり乱文の長文となりましたが、ここまで御覧頂きありがとうございます。
それではまた、来月。

設計部
横田 和人