エアコン容量選定のタブー

設計の岡本です。
皆さん、お部屋のエアコンのサイズどのように選んでますか?
木造orRC構造で6畳・8畳・12畳用などの店頭の表示のみで決めたりしていないでしょうか?だとしたらお部屋に対して過大な性能の商品を選んでいるかもしれません。
エアコンの畳数決定の基準は実は50年以上前から今も変わっていません。当時の住宅である壁・天井・床に断熱材も何も入っていない「無断熱」の状態が基準になっています。昔の隙間風だらけの住宅と現在の高気密高断熱住宅とでは必要な能力や畳数表示の基準は変わって然るべき、見直されて然るべきなのですが…メーカーサイドの意向でしょうか。
現在建っている住宅では計算値のみで言えば例えば20畳の部屋を6畳用1台で、建物全体を20畳用1台で空調可能、といった値が出ることもあります。

とは言え、小さな畳数の商品を選んでリスクを犯すより能力にある程度余裕のある商品を選ぶというのが現実かと思います。
「電力中央研究所」というところが計算ツールを公開しているようです。一度計算されてみては如何でしょうか。